◆歯周病の原因は、口腔内の「細菌」「カビ」です◆
1.歯周病と菌対策
「歯周病対策」というと、あなたはどんなことを思い浮かべますか?
「ゴシゴシと一生懸命歯みがきをすること」?
でも実際には、いくら毎日がんばって歯みがきしても、歯周病になってしまうのです。
実は、近年になって「ゴシゴシ歯みがき」だけでは歯周病は治らない
・・・・・・ということがわかってきたのです。
――では、どうすればいいのでしょうか?
- 歯ブラシと歯間ブラシを使ってのブラッシングは必要ですが(1日に10分ほどでいいですよ!)
- 歯間ブラシを使うこと。歯と歯との間にも唾液が流れるようにするために必要不可欠なものです。
- 抗カビ剤や抗真菌剤は確かに有効です。
- 禁酒(難しいですネ)
- 禁煙(苦しいですネ)
- 家族で(特に夫婦や恋人同士)一緒に治療する(歯周病は共同のコップや性交渉からでも感染します)
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これが目標なのですが ・ 、しかし、そうはいってもある程度効力薬や練り歯磨きにたよらざるを得ないのが現実かもしれません。
同じ使用するなら安全で効果があるものを使いたいです!
◆チョッと雑談◆
あなたは、「歯周病」なんて、
別にどうってことのないことだと思っていませんか?
歯ぐきから血が出たり、ハレて、
ちょっと痛がゆかったりする程度で、
そんなに痛いわけでもないし、「病気」だなんて大げさな、
・・・・・・という風に思われているかもしれませんね。
ところが、歯周病はただ単にお口の中だけのトラブルでは済まない、
れっきとした、おそろしい病気なのです。
あまり知られていませんが、歯周病は、
ガンや肺炎、血管系の病気、心臓の病気、糖尿病、
さらには流産、低体重児出産の原因となっています。
こわいですね!
放っておくと非常に深刻な病気を引き起こす可能性のある「歯周病」、
当院では「歯周病」を今までとは違った新しい方法で治療・観察をしています。
歯周病の原因に挙げられるのは、まずは、カビ。そして、スピロヘーターという歯周病菌です。
今までの歯周病治療は「歯ブラシ指導」や「歯石取り」によるものでした。
これで、歯周病菌がコントロールできると思っていたのですね。
しかし、歯石取りと言っても、しょせんは人間の手で行うもの。
完全に取り切ることは、非常に難しいのです。
そこで、西村歯科では、新しい治療法としてお薬を使用しています。
お薬を使うことで、カビと歯周病菌を取り去る方法があるのです。
抗生剤として使う、ジスロマックというお薬があります。
これは歯周病菌を殺すお薬で、内科でもよく使用されている安全なお薬です。
(ただ、このお薬の副作用として、まれに「下痢」を起こすことがあります。)
さらにカビ取り剤のハリゾンを併用することで、
お口の中がピンク色の健康な状態に戻ってゆきます。
副作用の報告も、今のところまったくありません。
◆最後に◆
最初にもお話しましたように、歯周病とは単なる「お口の病気」では済まされません。
「歯周病」を放っておくと、ガンや肺炎、血管系の病気、心臓の病気、糖尿病、認知症、さらには低体重児出産までを、引き起こすのです。
成人の約90%が、自分でも知らない間に歯周病にかかっていると言われています。
大切なあなたの体を守るため、そして、愛するご家族の体を守るため、
早めに当院へご相談ください!!
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